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JGC2009プレイレポ

JGC2009

行ってきました新横浜!行ってきましたアナログゲームの祭典!!
とにかく初参加ということでドキドキしながら行ってきたのですが……非常に面白かった!!
近場なので宿泊する気にはならず、当日参加にしたのですが……これは宿泊してでも参加したくなった。
それぐらい面白そうなイベントが盛りだくさんだったのだ。

新横浜プリンスホテル4階が丸々JGC会場となっており、当日参加は物販ブースと一部のトークショーへの参加のみと、やれることは限られていた。
とりあえずトークショーは午後からなので、まずは物販ブースを見て回ることにした。
新作ボードゲームやオススメのボードゲーム、さらに箱に難ありな特価品(俺にはどの辺が難ありかわからなかった)の販売やゲーム関連書籍、さらに試遊場などが所狭しと並んでいる。
早速書籍コーナーに行ってみると「りゅうたま」の最新サプリとリプレイの最終巻が先行販売されていた!!
予想外の出来事で嬉しさのあまり、即座に購入してしまった!
……いきなりこんなにお金を使ってしまって大丈夫なんだろうか?

さらに会場内をうろついていると、サイコロが山のように売られていた。
色とりどりのダイスは眺めているだけでウキウキしてくる。
可愛い色やカッコイイ色、美味しそうな色のダイス……気がついたら、勝手に手が動き次々と購入パッドの中に放り込んでいた。
これ以上ダイスを増やしてどうする……。

○購入したダイス
D6×10
D6(マーブル)×10
D6(漢数字)×2
D10(マーブル)×2
D12×2
D20×1
合計27個……うわー、バカだー。

気持ち反省しつつ富士見コーナーへ突入。
モンコレ作者の加藤ヒロノリさんとグループSNE社長の安田均さんがモンコレのフリープレイスペースで初心者相手に丁寧に指導したり、熟練者相手に本気で対峙している姿が。
その横ではアリアンロッドの体験会、そして発売が延期されてしまったDSソフトの試遊会が並んでいる。
DSを試遊しようと思ったのだが、全ての席が埋まってしまったため後回しにして、隣にあるイエローサブマリンスペースでスペクターをプレイさせてもらった。

この、スペクターというゲームはなかなか良かった。
ゲームは数字の書いてあるカードを順番に出していき、合計が7以上になってしまったら負け。それを手札がなくなるまで繰り返し、負けた回数分のスペクターに取り憑かれる。
それを3セット行い、最終的に最もスペクターが少ない人がゲームの勝者となるのである。
ゲームも面白いし、スペクターも可愛い……コレも買いたかったが、とりあえず自重。

フィギュアと言えば……迷宮キングダムに小鬼というモンスターが出てくるのだが、コイツの一寸フィギュアが販売されていたのである!!
ものすごく可愛くて、ゲーム的にも使用しやすいサイズだったのだが……一個1000円と高く、目の前をフラフラとしながら悩んだのだが結局断念。
一個600円とかだったら即買いだったろうに……。

そうこうしていると、富士見ブースに人込みが……なんとダブルクロスのデザイナー矢野俊策によるサイン会が行われるとのこと。
そして移動時間に読もうと思って持ってきたルールブックがカバンには入っていたので、即座に列に参加!!
矢野さんは、結構良い男でした。さすがは王子と呼ばれることはある。
丁寧な対応で、俺の名前入りのサインをしてもらいました。

とりあえず、お昼も回ったので休憩がてら食事に出かけました。
近場に横浜ウォーカーに紹介されたラーメン屋があったのでそこでお昼を済ませ、午後に備える。
そこで午後に行われるイベントをパンフで調べてみると「会場内のスタッフの配るカードを入手して参加しよう!」とのこと。
慌てて会場に引き返し、イベントスタッフを探す!!
すると前方にイベントスタッフのプレートをぶら下げた「世界のナベアツ」に似た男性が!
近づいて「カードください!!」とカードをもらいながら名前を見てみると「北沢 慶」の文字。
「!?」
北沢慶と言えば、グループSNEの中核メンバーで今はソードワールド2.0をメインで作成しているデザイナーでありライターさんじゃないですか!!
まさか、こんなところでカードを配っていようとは……。
さらにそんなときに横を通り過ぎたのは同じくグループSNEで「ぺらぺらーず」や「たのだん」のリプレイを執筆している藤澤さなえさん……。
JGCスゲーな……と素直に感心。

とにかく無事にカードを獲得したのでイベントに参加するために列に並ぶ。
なんでもこのイベントは大量に6面ダイスを使用するゲームらしい。
カードにも上限66個と書かれていた……66ってどんだけダイス使うねん!!
手持ちのダイスは、先ほどの購入分もあわせて51個……ま、なんとかなるでしょ。

そしてイベントが開始された。
先ほどカードを配っていた北沢慶さん司会のもとルールの説明が行われる。
なんでもHT&T(ハイパートンネルズ&トロールズ)に登場するドラゴンを皆で倒そうという企画和らしい。
しかもドラゴンは年々の参加者の増加にともなり強化され、今ではMR(モンスターレート・モンスターの強さのこと)36,000とのこと!!
この36,000ってのがどのぐらい強いのかと言うとゲーム初期に登場するであろうゴブリンのMRが12とのことなので、ゴブリン3万匹に匹敵と数の大きさにもはや凄いんだかどうだかわからないぐらい凄い!!
ルール的にはMRを10で割った数字に1を加算したダイスを振るとのことなので、使用するダイス数は3,601個!!
大量に見えた主催のダイスでもそんなに無いらしく、900個のダイスを4回にわけて振るとのこと。
対して人間側は、バーサーク能力(HT&Tの特徴的な能力で、ゾロ目がでたら振り足せる)を使用するなら上限の個数まで、使用しないならありったけのダイスを使用して良いとのこと。
そして主催は「年々、小宇宙(ものすごいダイス所持者)が増えているためこちらのダイスの派手さが負けて困っている」と会場を笑わせて、第一投を振った。
湧き上がる拍手と歓声に包まれて、参加者もダイスを振り始めた。

たまたま同席したプレイヤーさんが、より良いカードを持っていたのでそれを譲り受け、俺も負けじとダイスを振った!!
使用したダイス数は51個!!
ゾロ目のダイスは振り足せるので、次々と振っていく。
中々素晴らしい出目だったと思う。
長々と計算をし、能力の修正を入れて……最終的な合計は4000とちょっと!!これは相当な好成績ではなかろうか?
自分の計算も終わったことで、噂の小宇宙の様子を目撃しに行った。
そこはまさにカオスな世界であった……。
床に散ばるおびただしいダイスの海。数百の単位で数字が羅列されている計算用紙。集計済みと思われる袋に移されたダイスの山。
そんな集団が5〜6組存在するのである……世界が違うな……。
さてさて、そんな感じで色んな場所で様々な計算が行われる中、順調にSNEメンバーもドラゴンのダイスを振っていく。
最後の4投目には安田均社長自らがダイスを振り、しかも床に散ばるダイスを集計し始めるという光景が!!
……社員達よ、社長に床のダイスを数えさせちゃって良いのか?

そして出ました最終集計!!
ドラゴン側はメインのドラゴンにモンスターカードを使った参加者の合計数が加算され、90,132!!
ちなみにこの数字がどんなもんかというと、作りたてのキャラクターのHP的な数値が11程度……およそ9千人が殺されるぐらいの強さです。
さて、それに対する人間軍の合計は……なんと104,393!!
1万以上の差をつけて見事にドラゴン討伐に成功しました!!
と、思ったのですが……ここで主催もビックリな数字を叩き出した2人のキャラクターがまだ加算されていないとのこと……。
一人は48,645、そしてもう一人は55,512……2人あわせて104,152!!そしてこれが人間側に加算!!
最終的に208,550と倍以上の圧倒的大差でドラゴンを討伐してしまった。てか……2人でその他の人間全員分の合計ってどないやねん!!
どうやら各自4000個以上のダイスを使用していた模様……どんだけ凄いのかと呆然としていたが、イベントの最後に最大ダメージを出した人にイベントTシャツのプレゼントが。
納得の理由でした。

さて、その後は再び物販をうろつきながら次のイベント待ち。
アリアンのブースに凄い人だかりが……どうやらアリアンロッド・サガのピアニィ役の大竹みゆさんが来場、GMを勤めているらしい。
遠巻きに見てみると、どうやらポスターへのサインもしている模様。一度卓に参加してみたかったが、時間もなく人気も凄いためすごすごと引き下がり、ソードワールドトークショーへと参加。

トークショーでは、先日発売されたアルケミスト・ワークスの話に始まり、ミストキャッスル、ノベル、リプレイと様々な話が聞けました。
概要に始まり、製作にいたる経緯、そして丸秘情報などなど……個人的には今まで名前しか知らんかったような人達の顔や、雰囲気に触れることができたのも収穫かな。
第2部(2部構成とは知らなかったが……)では水野良さんが参加して、ロードス・リウイに始まり新作の話や、それらの主人公のコンセプトについての語ってくれた。
なかでは、会場中がざわつくような爆弾発言もあったりでなかなか素敵なトークショーでした。
余談ですが、水野さんは直前までドミニオンで遊んでいたらしく、トーク開始直後はそのことで頭がいっぱいだったらしいです(笑)

そしてしばしの休憩の後、冒険企画局によるトークショーにも参加。
迷宮キングダムのマンガ『オープンダイスキングダム』のトークショーだったようで、河嶋陶一朗さんだけでなく、速水螺旋人さんのおりました。
速水さんはイラストそっくりのヒゲ男でしたが、河嶋さんはえらく人の良さそうな方で、イラストとのギャップはだいぶありました。
個人的には、もっとオッサンみたいな感じだと思っていた……。
こっちのトークショーはかなりカオスなトークだった(笑)
トークのお題をランダムで決めるのだが、どうやらスタッフ的には絶対話したくないお題があったり。
物販ブースをうろついていたのを目撃したからと、急遽引っ張りこまれた方がいたりとのっけからサプライズ。
結局トーク内容は迷宮キングダムの今後やオープンダイスキングダムの小話、そしてビキニアーマーについてのトーク。
このビキニアーマーが一番盛り上がったことは言うまでも無い。

どうやら河嶋さんはビキニアーマーの良さがわからないらしく(俺もわからんが)トーク陣のなかで孤軍奮闘!!
速水さんがビキニアーマーについて熱く語り、河嶋さんがたじろぐ姿は印象的でした。
そしてだんだん話は怪しい方向へと流れ、夕方にはまだ早いようなトークに片足を突っ込んだようなところで、ムリヤリ落ちをつけてトークショーを終了へと導いておりました。
その後は速水螺旋人サイン会となったのですが……残念ながらオープンダイスキングダムを購入していないため参加できず……。
ちらみでしかないのですがオープンダイスキングダムの帯にある謳い文句が「みんなが買えば大好評間違いなし!!」と印象的でした。
「みんなが買えば」って……そりゃそうだよね(笑)

トークショーも終わり、当日参加終了時刻も迫っていたので、最後に物販ブースで迷っていたものを買おうと立ち寄る。
すると『りゅうたま』のデザイナー岡田 篤宏とイラストレーターの永盛 綾子がサイン会をひらいているではないか!!
慌てて朝に購入したサプリメントを取り出してサインを頂きました☆
2人ともずいぶん若い方だったのでビックリ……永盛 綾子のコネコゴブリンは可愛かったです(笑)
そして、朝から散々迷っていたコロッサル・アリーナとスリー・アンティ・ドラゴンを購入し帰路に着きました。

当日参加ながら充実した一日に満足!!
次回は泊まりで参加するか本気で検討したくなりました。

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