TRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)のレビューやリプレイ
アナログゲームレビューや、シナリオ素材・オリジナルなどを地道に公開
アリアンロッドRPGルールブック |
アリアンロッドは、クラスによるスキル制や敵がアイテムをドロップするなど、最近のオンラインゲームを意識して作られたTRPGである。
全体的にファンタジー色が色濃く出ており、システムも全体的に軽く、遊びやすいつくりになっている。
プレイヤーは「エリンディル」という大陸の冒険者として世界を旅することになる。
キャラクター作成は種族1つとメインクラスとサポートクラスの2つのクラスを選び作成する。
種族6種類にメインクラス4種類、サポートクラス6種類(メインもサポートにできるので実質10種類)と組み合わせも多い。
しかも、各クラスごとのスキルも何を覚えるかによってまったく違うキャラクターが出来上がってくる。
また、メインクラスが冒険の主軸となる4種類のため、全体的にバランスがとりやすく、全員が活躍しやすい。
ルールも単純な部分が多いため初心者でも覚えやすく、テンポ良く遊ぶことができる。
遊び安さ評価(5段階)
ルール | ★★★★☆ | 覚えやすく、テンポの良いルールなので遊びやすい。 |
---|---|---|
世界観 | ★★★★☆ | ファンタジーの王道っぽい感じで遊びやすい。 |
育成 | ★★★★★ | 魅力的なクラスやスキルが豊富なため成長が楽しみ。 |
派手さ | ★★★★★ | モブ(ザコの集団)があったり、結構な演出ゲームだから派手に遊べる。 |
価格 | ★★★★★ | 文庫サイズなので手軽に購入できる!ありがたいことです☆ |
総合評価 | ★★★★★ | 初心者にもオススメできるゲームです! |
エリンディルは神々につくられてから、長い歴史を持つ。
しかし、世界が穢れに満ちるたびに神々による粛清が行われ、文明もろとも穢れを浄化されてきた。
風の粛清、水の粛清、地の粛清を受け、現在は火の時代となっている。
しかし、最近魔族や妖魔が地上で頻繁に目撃されるようになった。
世界は4度目の粛清に近づいている・・・。
エリンディルには冒険者という特殊な職業がある。
遺跡にもぐったり、魔物と戦ったり、人々の依頼を解決したりと今では何でも屋のようなことをしているが、もともとは邪神や魔族と戦うための神具を探すために神殿によって結成されたものである。
そのため、現在でも冒険者の管理は神殿が行い、神殿からの証を貰うことで冒険者を名乗ることができるようになるのである。
◆ヒューリン◆
いわゆる人間。世界でもっとも多い知的生物。平均的な能力を持ち、全てのクラスに向いている。多種族とのハーフも存在する。
◆エルダナーン◆
ヒューリンについで数が多い。寿命が長く、温厚で思慮深い。細長い耳と華奢な身体が特徴で、魔術の能力に優れる。
◆ネヴァーフ◆
山岳部の洞窟や遺跡などに住んでいる種族。ヒューリンの2/3ぐらいの身長で男性は長い髭を持つ。手先が器用で様々な道具をつくる。
◆フィルボル◆
もっとも背の低い種族。陽気で温和な性格で、ややとがったと大きな足が特徴。機敏な動きと精神的な強さを持っている。
◆ヴァーナ◆
森や草原に住む狩猟種族。兎、猫、狼などの動物的な耳と尻尾を持っていて、それぞれの動物的な能力を有している。
◆ドゥアン◆
頑強な身体と精神を持つ種族。有角族、牙爪族、天翼族の3種類の部族があり、それぞれの名前を象徴する外見的な特徴を持つ。
○メインクラス
◆ウォーリア◆
武器戦闘が得意なクラス。戦闘時にもっとも活躍する。
◆アコライト◆
神々に仕える聖職者。回復やダメージ軽減など補助得意。
◆メイジ◆
精霊の力を引き出して戦う魔法使い。攻撃や味方の武器に属性を付与できる。
◆シーフ◆
素早い身のこなしによる戦闘や、トラップの解除、情報収集など幅広く活躍できる。
○サポートクラス(メインクラスをサポートとして選ぶこともできる。)
◆サムライ◆
東の国に伝わるカタナと言う武器を使った特殊な戦闘技能を持つ。
◆モンク◆
日々の鍛錬により、己の肉体を鍛えた戦士。武器に依存しない戦い方が可能。
◆サモナー◆
動物の王を召喚して戦う魔法使い。攻撃から防御までオールマイティーにこなせる。
◆レンジャー◆
野外活動の知識や罠を設置したりできる。弓による射撃攻撃を得意とする。
◆アルケミスト◆
特殊な道具を使い戦うことができる。ポーションや銃などを使いこなせる。
◆バード◆
呪歌と呼ばれる、力ある言葉を旋律にのせることができる。旅を続けているため情報収集も得意。