TRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)のレビューやリプレイ
アナログゲームレビューや、シナリオ素材・オリジナルなどを地道に公開
りゅうたま 個人的オススメ度(5段階評価) |
「竜」と「季節」と「旅」をテーマにしたファンタジーRPG。
四匹の竜から生まれた世界と、その世界を守り育てる竜人達。
プレイヤーは旅人となり、自分だけの旅をする。
そして、その旅は竜人のより物語として綴られ、季節の竜の食料となりより世界を豊かにする。
無限に存在する自分だけの世界を創り、旅をしよう。
旅歩きがルールとして成り立っている一風変わったRPG。
旅をテーマにしているだけに、この旅歩きが非常に楽しい!!
GMも竜人というキャラクターとなり、しかもちゃんと成長するで、GMとしての楽しみも多い。br>
明確に決められた世界や人物が存在せず、世界や街を作るルールも存在しているので、ホントに遊ぶ人の数だけ世界が生まれるつくりになっている。
なんとなく「ほのぼの」した印象を受けるが、選択する竜人によっては「ドラマチック」で「スリリング」な旅にすることも出来るのが憎い!!
遊び安さ評価(5段階)
ルール | ★★★★★ | 旅歩きが楽しい! |
---|---|---|
世界観 | ★★★★★ | ルールも用意されているため自由に設定できる。 |
育成 | ★★★★★ | 成長によって旅できるところが増えて楽しい! |
派手さ | ★★★★☆ | GM次第で結構派手な旅もできそう |
価格 | ★★★★★ | 結構手に取りやすい価格でお買い得! |
総合評価 | ★★★★☆ | とても楽しくて、超オススメ!! |
世界は4匹の竜によって創られた。その竜たちはそれぞれ春夏秋冬を司り、世界には大自然が生まれた。
その後、天地を司る20匹の竜が現れ、美しい自然と気象が生まれた。
世界には、季節と天と地の竜から始まり、今も世界は竜たちによって見守られているのである。
世界に住む人々はどんな人でも必ず、一生に一度は長い旅に出るのである。
農民だろうと貴族だろうと、優しい人でも怒りっぽい人でも、同じように旅に出るのである。
その目的は人それぞれであるが、必ず皆が旅に出るため、その旅は国や自治体によってサポートされます。
旅の路銀は、街や村の人達が旅人のために積極的に仕事を斡旋してくれるので、それらの仕事をこなして稼いで行くのです。
世界には竜人と呼ばれる者たちがいます。
彼らは神や精霊に近い存在で、人里離れた地に住んでいます。
竜人は世界を創った季節の竜と深いつながりがあり、季節の竜を育てる役割を担っている。
季節の竜は普通の食べ物ではなく、旅物語を食料として育つ。そのため竜人は世界を旅する人々を見守り、彼らの旅を物語として綴り、季節の竜の元へと運んでいくのである。
竜人たちは、自分の見守りたい旅人を物語の起きそうな場所へ導いたり、その力で手助けや危機を与えたりして、より良い旅物語を紡ぐのである。
◆ミンストレル◆
歌や踊りを披露しながら街から街へ旅をする。様々な音楽を奏でてパーティーを支援する。
◆マーチャント◆
世界各地の品物を金や宝石へ変える商人。安く仕入れて高く売ったり、交渉ごとが得意。
◆ハンター◆
知恵と技術で獲物を狩る大自然の仕事人。あらゆる土地で食料を見つけ出すことが出来る。
◆ヒーラー◆
病を診断し、薬草で怪我を治す、誰からも尊ばれる癒しの人。危険が多い旅には一人は欲しい。
◆ファーマー◆
自然の摂理と調和して生きる人々。様々な内職もするため、他のクラスの能力も使える。
◆クラフトマン◆
便利な物や美しいもの、美味しいものを作り出すことが出来る職人。旅で壊れたものの修理もできる。
◆ノーブル◆
文武両道を重んじ、礼節や教養を身につけ、他の人々を導く高貴な人。野外生活に不慣れなため、旅はちょっと苦手。
◆緑竜(みどりりゅう)◆
探求・冒険・希望・自由などオーソドックスな物語を司る竜人。緑色の鱗をした竜の姿を持つ。
◆蒼竜(あおりゅう)◆
恋愛・友情・家族・兄弟など人間ドラマ的な物語を司る竜人。蒼色の鱗をした竜の姿を持つ。
◆紅竜(くれないりゅう)◆
ケンカ・戦争・英雄・特訓など戦いや競争の物語を司る竜人。紅色の鱗をした竜の姿を持つ。
◆黒竜(くろりゅう)◆
陰謀・暗殺・復讐・悲劇・堕落などダークな物語を司る竜人。黒色の鱗をした竜の姿を持つ