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ソードワールド2.0 サプリメント ミストキャッスル

ソード・ワールド2.0サプリメント  ミストキャッスル  ─蛮都からの生還─

サプリメント ミストキャッスル ─蛮都からの生還─
富士見ドラゴンブック
著:川人 忠明
著:田中 公侍
著:グループSNE
発売日:2008年2月20日
価格:2,940円(税込み)

個人的オススメ度(5段階評価)
★★★★☆
評価:いつもと違うドキドキ感が熱い!!

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●サプリメント ミストキャッスル ─蛮都からの生還─

ソードワールド2.0のサプリメント第1弾
蛮族が支配する街“霧の街”を舞台にした脱出劇!次々と襲い掛かる危険を回避し無事に街から脱出せよ!GMなしでも遊べる。ソロプレイも可能!

●感想

ランダムマップ的にキャンペーンの度に街のMAPが変化し、GMなしのソロプレイが可能との謳い文句通りに、遊ぶ度にシナリオに変化を起こすことが可能。
通常の街と違い、蛮族に支配されているため基本的にPCは常に危険と隣り合わせ、ちょっとした不運が即座に死につながることになる。
コンセプトや、ゲームブック的な遊び方は、普段と一風違った冒険が楽しめて良い!
ただ、色んなページを参照したり、ルールブックのT〜Vのデータも使用しなければならないため、あらかじめ準備をしておかないと色々とめんどくさい。
さらに、ルールに従うならば、イベントが自動的に発生しすぎて何も出来ないままに全滅を繰り返す可能性もある。
個人的にはGMがいるならゴールデンルールを使用し、イベントの発生条件を調整することを薦めたい。
少々準備はめんどくさいが、一回のセッションで使用するモンスター達は別紙として用意しておくと、進行がスムーズになるのではないかと思う。
ちなみにミストキャッスル目玉のルール魔改造はほんと頼りになるw
でもキャラクターが人外になってしまうのは悲しい・・・元に戻せないんだもんな

●“霧の街”とは?

“霧の街”はレーゼルドーン大陸南部のエイギア地方にあるシェス湖畔に建設されたアル・メナス時代の都市で、現在は蛮族に支配されている。
“翠将”ヤーハッカゼッシュを頂点に蛮族の中でも名のある最高位の蛮族がおり、過去幾度となく人族の国の侵攻を退けてきた。
この街で蛮族に忠誠を誓い、名誉蛮族をなった一部の人族を除き、全ての人族は蛮族の奴隷や食料として生かされている。
まさに人族にとっては悪夢のような都市なのである・・・。

●魔改造とは?

“霧の街”に住むマッドなウィザード様による改造手術。
PCが死んでしまった場合、無償で魔物のパーツを組み合わせて蘇らせてくれるのである!
改造後は魔物の力も使え、より強くなれるのだが元に戻れないというありがた迷惑な話なのである。
それでも普段と違うプレイを楽しめるので是非おためしあれ!

●どう遊ぶの?

“霧の街”は固定のマップが用意されているのではなく、36マスある空白の土地に、サイコロでどんな施設があるかを決めて進めていく。
それぞれの施設にはイベントが用意されており、それらのイベントをこなすことで街から脱出する方法を見つけ出していくのである。
出現する敵などもPCのレベルに合わせた表が用意されており、サイコロでランダムに決める。
脱出の方法はいくつか用意されているし、導入も複数のパターンが用意されているので、キャンペーンの度に新たなストーリーが展開されるので繰り返し遊ぶことが出来る。
・・・その気になって繰り返し遊べば、“霧の街”を内部から切り崩すことも可能かも知れないw

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