黒鴉亭|TRPG,アナログゲームを愛するサイト

●あらすじ

謎のオーブを手に、なんとかラ・ルメイアへ到着したロイ王子たち。しかし、そこにも蛮族の魔手が迫っていた。
外敵を前にしても一枚岩にならない政治的思考。続出する行方不明者たち。オルネッラの因縁の相手。張り巡らされる蛮族の陰謀。
果たしてままならぬ障害を乗り越えて、王子たちはグラスノ王国への援軍の要請を成し遂げることができるのだろうか？

●感想

草食系王子と肉食系王女のリプレイ第二巻！
相変わらずのイングリッド無双と魔法攻撃力の高さはＧＭ泣かせ。そして、王子も変わらずのへっぽこぷりだが、今巻では敵ドレイクとの戦いで思わぬ奮闘をみせる！
オルネッラの外道っぷりにも磨きがかかり、レギンとの間に亀裂が入ったり、王女の肉食度もエスカレート！
第四話はＧＭを含めみんなでおかしな方向へと走り始め、事態はより混沌とするし、イベントの見逃しなどにより、状況はどんどん悪い方向へと転げていく。
ネタもさることながら、キャラクターの行動による情勢の変化が面白い。
ストーリー分岐が多く、これぞＴＲＰＧって感じのリプレイでした。

●第四話　太陽の王国

ユニコーンの助力のもと、森を抜け出し、ラ・ルメイアも目前！
しかし蛮族の侵攻は確実に進んでいた。首都エスティーユを目前に遭遇する蛮族の一団。
騎士道精神あふれるドレイクをなんとかやり過ごし、無事に王国へと到着した王子たち。
さっそく、グラスノ王国への援軍を願い出るも、複雑な政治的情勢によりそれもままならない。
そんな中、一行に差し伸べられた救いの手とは？「明日には援軍派遣がきまります。その代わり……。」
王子の身に、ある種の危険が降りかかる。

●第五話　闇の商人

あわやのところで、貞操の危機を乗り越えたロイ王子。
しかし、事態はますます混乱を迎えるばかり。
怪しげな輝きをみせるオーブ。続出する行方不明者。そして噂される人身売買……。
グラノス王国への援軍を承諾させるには、若き王の政敵を破るほかなし！
街に流れる噂はやがて、一行を太陽の王国の闇へと誘う。
グラスノ王国を救うため、権力の裏に蠢く欲望の尻尾を捕えろ！

●第六話　聖なる王国を目指して

どうにかグラスノ王国への援軍要請にこぎつけた王子たちは、オーブの封印のためにセフィリア神聖王国へと向かう。
しかし、エスティーユを出発した直後、蛮族の一群がエスティーユへと攻撃を仕掛けた。
狙いは邪神が封じられたというオーブなのか？
オーブの封印を急ぐべきか、エスティーユへと戻るべきか……。選択を迫られる一行が出した結論は、封印の優先だった。
急ぎ馬車を飛ばす一行はセフィリア神聖王国にほど近い城塞都市へと到着した。
しかし、そこで一行は思わぬ人物と対面する。