TRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)のレビューやリプレイ
アナログゲームレビューや、シナリオ素材・オリジナルなどを地道に公開
天下繚乱RPG リプレイ 大江戸妖怪絵巻 ―雀と少女と名探偵― |
江戸の街から姿を消してく妖怪たち。その現場で目撃される一人の異邦人。
仲間の仇を取るべく息巻く江戸の妖怪。怪しげな動きを見せる南町奉行。それらの影に蠢く悲しき妄執。
力を奪われた大妖怪と力を奪った名探偵。相容れぬ両者が手を取り合い、張り巡らされた陰謀を打ち破る!!
表題作『大江戸妖怪絵巻』と、妖異暗躍譚のカジュアルセッションをリプレイ化した『雪霜の梅香』の二本立て!!
妖異暗躍譚の黒部の茜のリプレイヤー兼イラストレーターである、すがのたすくさんのリプレイ。
収録されているリプレイは本編の2巻と3巻の合間の出来事を扱っている。
ここで登場したNPCやらPCの設定が本編に受け継がれているので、本編を読んでいる人は思わずはニヤリとしてしまう。
漫画つきの今回予告とか、モリアーティーのメタ視点モードによるとんでも発言、すがのさんの萌え転がった時の凄さとか、中々他のリプレイには無い一面もあり、ニヤニヤと読み進められる。
表題作『大江戸妖怪絵巻』では、夢のホームズと楊敬二郎が共演!たのリプレイシリーズとのクロウスオーバーは良いですね。
ホームズと鈴葉のミスコミュニケーションの演出も面白かった。
聖徳太子の荒魂が鎮まり、再び張り巡らされた天海の結界により、江戸は平穏を取り戻した。
しかし荒魂の残した爪痕が新たな絶望を呼び起こす。
何者かに殺された黒部の茜。それを皮切りに次々と巻き起こる襲撃事件。
闇に紛れる黒き影、江戸に響く白狐の哄笑。紅梅の残滓をかき集めた醜き仇花が芽吹こうとしていた……。
江戸の街から姿を消してく妖怪たち。現場で目撃される一人の異邦人。そして今日も江戸から妖怪の姿が消える。
仲間の仇を取るべく団結する江戸妖怪。ひそかに男を捕えようとする南町奉行。事件の影に見え隠れする悲しき妄執。
力を奪われた大妖怪と、力を奪った名探偵。相容れぬ両者が手を取り合い、張り巡らされた陰謀を打ち破る。
江戸を舞台に人と人ならざる者の一大決戦が繰り広げられようとしていた。