黒鴉亭|TRPG,アナログゲームを愛するサイト

●あらすじ

徳川家康が幕府を開いて200年余り。天下泰平の江戸時代は終わりを告げようとしていた。
人ならざる化け物”妖異”達は力をつけ、江戸の闇に蠢いていた。
そんな”妖異”達と人知れず戦う者がいる。唯一妖異を倒すことができるのは”英傑”と呼ばれる者のみ。
故郷を滅ぼされた忍者・茜。歴史の裏に生きる鬼の末裔・小十郎。将軍家一門の老女・金銀。時空破断により時も場所も越えてやってきた名探偵・ホームズ。
世界は光を求め、彼らを引き合わせる……。

●感想

超時空時代劇　天下繚乱ＴＲＰＧのリプレイ第一弾！！
冒頭が小説で始まるので、ゲームの世界観やキャラクターの雰囲気がとても掴みやすい。
その反面、ハンドアウト・今回予告が省略されてしまっているのが残念でしょうがない。
天下繚乱の重要人物や世界設定的な部分もしっかり押さえてあるので、遊ぶ前に読んでおくと良いかと思います。
あと、黒部の茜がカッコイイ！！武器や攻撃の演出が忍者らしくてステキです。そして、やたら良い子でした。
ホームズは好き勝手しすぎで面白いです。トンでも設定＋演出してるけど、やっていることは非常にまとも。
全体的にキレイな演出が多めな気がします。

●第一幕　白梅の残香

故郷を滅ぼされた忍者・茜は闇の仕置き人として闇の世界に身をおいていた。
ある日、彼女は仕置きの現場を一人の男・片倉小十郎に見られ、あまつさえ大切な姉の香袋まで落としてしまった。
大切な香袋は、なんとしても取り返さねばならぬ。ひそかな決意を胸に次なる仕事の依頼を受ける茜。
一方、小十郎は主人である夢蔵金銀と共に妖異の野望を破らんがため、江戸の街を見回っていた。
時同じく、田沼意次の依頼により人為的と思われる海難事故を調査するホームズ。
運命の糸が絡み、宿星が彼らを呼び寄せる……。

●第二幕　白梅の鮮華

黒部の里を滅ぼした妖異が見つかった。
鳥居耀蔵から受けた情報を頼りに日光・薬師岳へと向かう茜。しかし、そこで待っていたのは予期せぬ再会だった。
金銀は寛永寺の奥で、結界を維持するためにその命を削る天海から日光の異変を告げられる。
そして、ホームズは宿敵モリアーティとの運命の再会を果たし、彼からの課題を解くべく日光を目指していた。
日光に咲く時期外れの白梅。それは人々の心を惑わし、妖異の気を集める怪しき花……。
その花が意味することは、そして薬師岳に巣食う哭妖党は茜の里を襲った妖異なのか？
日本は想像を絶する陰謀の糸に絡み取られていた……。

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