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ダブルクロス リプレイ クロニクル 彷徨のグングニル

ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ・クロニクル  彷徨のグングニル (富士見ドラゴン・ブック)

ダブルクロス リプレイ クロニクル 彷徨のグングニル
富士見ドラゴンブック
著:加藤正顕
著:F.E.A.R
発売日:2010年2月18日
価格:714円(税込み)

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●あらすじ

ダブルクロスの1st、2nd、3rdの歴代Editionのリプレイを一冊に!!
ダブルクロスの最初のリプレイ『ドゥームズディの魔獣』。
2nd EditionよりUGN、FHに分かれた少年の物語『Constrast Side』。
そして3rdはとある事件をきっかけにUGNからFHへと堕ちた少年。"マスターレイス14"黒須左京の物語『Rabid Dog Crying』を掲載。
ダブルクロスの歴史をたどることの出来る一冊。

●感想

まさしくダブルクロスの歴史を感じる1冊でした。
各Editionごとに微妙に違う部分が解説されており、過去のルールを知らない人でも不自由なく理解できる。
『ドゥームズディの魔獣』は最初のリプレイと言うこともあるのか若干の読みにくさを感じました。
『Constrast Side』はかつての親友が敵になるという非常にダブルクロス的なストーリーで良かった。
また、プレイヤーに田中天さんが加わっているのだが、相変わらずの暴走っぷりが爽快だった。
そして『Rabid Dog Crying』。現在はFHである黒須左京の真の目的が描かれたリプレイでした。
上級ルールブックのデータ上、ジャームかと思っていたのですがそんなこと無かったです。
困難な目的のために、FHの中でも特に孤立した存在……。シナリオで彼を登場させようと思っている人には必見のリプレイです。

●ドゥームズデイの魔獣

東京近郊のT市に住む少年・加賀十也はある日恐ろしい夢を見た。
それはオーヴァードとしての力を使い、親しい人を殺す夢……。
街では連続殺人が巻き起こり、人々は恐怖におびえて暮らす。
加賀十也、黒須左京、久遠寺綾、鈴木和美の4人は連続殺人を止めるべく捜査を開始する。
連続殺人犯の正体とは?そして十也が見た夢が意味するものは……。
日常を守るべく非日常の戦いが始まる。

●Constrast Side

UGNの施設により育てられた二人の少年。
しかし、3年前に姉代わりでもあった支部長が死んだとき一人の少年は姿を消した。
支部長不在のままに活動を続けるM市支部。そこに破天荒な支部長がやってきた。
各地のUGN支部を襲うマスターレイスの襲撃事件。その次なる目的はM市らしい。
そして再び姿を現した少年……。
裏切りと絆の物語が幕をあげる。

●Rabid Dog Crying

<グングニル>黒須左京……かつてのUGNイリーガルは、ある事件をきっかけにFHのマスターレイスとなった。
FH屈指のエージェントでありながら、FHでも孤立した存在。
そんな彼を監視するトツカ一族継承者・アリス=トツカ。
二人が受けた依頼は、FHの施設より逃げ出した少女の保護。
FHを敵に戦う覚悟を左京は決める。すべては己の欲望……大いなる目的のために……。


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