TRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)のレビューやリプレイ
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シノビガミ リプレイ シノビガミ乱 不帰城 |
現代忍術バトルRPG シノビガミが戦国時代に登場!
戦国時代を舞台にしたリプレイと、舞台に遊ぶためのルールが収録されている。
戦国を舞台にしたシナリオを作るため必要な情報も多く収録されている。
自分だけの奥義開発ルールや儀式により強力な力を発する秘術「儀式忍法」の収録もされている。
現代忍術バトルRPG シノビガミが戦国を舞台に幕開く。
戦国時代に合わせた流派や忍術の数々、奥義のカスタマイズや追加の背景、そして儀式忍法の追加。
待望の戦国時代で、いつもと一味違うシノビガミを楽しむことが出来る。
リプレイパートもいつもと違う戦国らしさや、新流派の忍術、複雑に絡む秘密の数々など面白かったです。
乱世の舞台設定も色々と掲載されており、それ自体がシナリオ作成の足がかりとなるようになっている。
遊び安さ評価(5段階)
ルール | ★★★★☆ | 戦国らしさの忍術や、奥義のカスタマイズや儀式忍法など豊富! |
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世界観 | ★★★★★ | 待望の戦国時代でのシノビガミはアツイ! |
育成 | ★★★★☆ | 豊富な戦国時代用忍術や背景・奥義カスタマイズで作成の幅が広がる。 |
派手さ | ★★★★☆ | 基本的に戦闘は忍術合戦になるので好き勝手演出できる。 |
価格 | ★★★★☆ | 今までのシノビガミと比べると少々高いが、それだけの価値はある! |
総合評価 | ★★★★☆ | 戦国時代での忍術合戦が熱い!! |
時は戦国、世は乱世。
『本能寺の変』より2年、天下の趨勢は秀吉に靡きつつあった。
そんな中、秀吉に未だに反旗を翻す織田信雄がこもる難攻不落の城がった。
別名「不帰城(かえらずのしろ)」と呼ばれる城を攻め落とすため、秀吉は3人の忍びを放つ。
不落の魔の城を舞台に、恐ろしき妖術、激しい剣術、不可思議な忍術が飛び交う。
恐るべき戦国の忍者たちの戦いが幕をあける。
特殊なルールが適応された「不帰城」の設定。
「どうらはん」と「うろぼろす」などの不可思議な言葉が示す秘術。
予想もしなかった秘密の数々……色々と参考にもなりました。
ナガムシの蟲を使った忍法の数々と、槐の「示弱の術」は忍者らしくて好きです。
それにしてもヒゲこと速水螺旋人さん……ずるい!
戦国時代に合わせた流派はなんと十二流派。
各流派には条件と流儀、仇敵等が設定されている。
◆伊賀者◆
もっとも有名な忍者集団。伊賀二百六十家の諸小派を従える最大流派。使命に忠実に、忍びとしての責務を果たす。
◆甲賀者◆
伊賀と並ぶ忍者集団。甲賀五十三家による強力な連合体。忍者をあざわらうものを倒す。
◆裏柳生◆
伊賀に近い大和国の国侍である柳生一族。諜報や暗殺などの汚れ仕事を担当する。徳川に仇なす者を倒す。
◆根来衆◆
紀伊の新義真言宗総本山、根来寺の忍法僧たち。真言密教と鉄砲術を組み合わせた忍術を使う。奥義でとどめをさす。
◆透波(すっぱ)◆
甲斐の武田震源に仕える忍者集団。日本各地に怪しまれずに進入する歩き巫女を生み出した。優秀な忍者になりそうなものをスカウトする。
◆軒猿◆
越後の覇者、上杉謙信に仕える忍者集団。数は多くないが、呪術的な忍法を操る恐るべき忍者。自分の奥義を知られぬようにし、知られた者は倒す。
◆乱波(らっぱ)◆
小田原の北条氏に仕える忍者集団。頭目にちなみ風魔とも呼ばれる情け容赦のない残忍さで知られる。敵対する者は容赦なく殺す
◆突波(とっぱ)◆
信濃国、真田氏に仕える忍者集団。真田衆とも呼ばれ、策略とゲリラ戦を得意とする。主君や上忍の命令を守る。
◆雑賀衆◆
根来衆同様、鉄砲術に秀でた忍者集団。元々は商人たちの出である金で動く傭兵集団。金を稼ぐ
◆黒脛巾組(くろはばきぐみ)◆
伊達政宗の時代に作られた忍者部隊。未来予知や遠隔透視などを身に付けた「眼力使い」。時間漂流者を捕獲、抹殺する。
◆座頭衆◆
稀代の策略家、毛利元就に仕えた忍び達。みな盲目僧の芸人であり、油断を誘い情報を引き出す。有力な人脈を形成する。
◆鉢屋衆◆
元は平将門の乱で反乱軍に加勢した飯母呂一族。出雲の尼子氏に仕える凄腕の忍者たち。楽しい戦をする。
今までの奥義に強みと弱みを設定することで、より独創的で強力な奥義を生み出すことができる。
キャラクターのイメージに合わせて色々とカスタマイズできるのが楽しい。
複数のシーンを消費し、儀式を行うことで強力な効果を得る儀式忍法。
それはダメージを減少させたり、戦闘員を呼び出したり、配下を強化するなど、その効果は様々。
シノビ達にまつわる背景。
戦国忍者で現代の流派忍術を使用できるようになったり、現代忍者が戦国忍者の流派を使えるようになる背景。
現代編でも戦国編でも使用できる背景など、様々な背景が追加されている。
乱世にまつわる設定や用語などが豊富に収録されている。
それぞれがシナリオの取っ掛りとなる内容となっているのでありがたい。