黒鴉亭|TRPG,アナログゲームを愛するサイト

●あらすじ

寂れた瓦礫の遺跡で見つけた一人の少女。ジャハンナムでは見ない衣服を纏い、言葉もほとんど通じない。
少女を保護し、その身元を調べようとするラシーダ達であったが、思いもよらない陰謀に巻き込まれてしまった。
少女を巡り巻き起こる数々の事件。このままでは紫杯連の抗争に発展してしまう！！
事件の陰謀を暴き、謎の少女を救い出せ！！

●感想

ゲヘナ〜アナスタシス〜初のリプレイ！！
ジャハンナム最大の都市シェオールを舞台に4人の享受者達が暴れまわる。
各キャラクターが非常に個性的でいたるところでネタが繰り広げられている。
どこと無くエロいネタが多めなのは、やはりゲヘナだからであろうか？
獣甲大好き少女ラシーダの純真さと、堕天使の刀術師アルのダメダメっぷりが良い味を出してました。
巻末にはゲヘナの用語集とキャラクター作成リファレンスがついているので、色々と興味が沸いてくる。

●第一話　瓦礫の町の初任務！

ジャハンナム最大の都市シェオール。4つの紫杯連が分割統治するこの街は多くの享受者が住んでいる。
炎術師ラシーダ、堕天使アル・グレン、羊の獣人メリナール、銀糸の民ケナンは＜凌渦＞の紫杯連に属する駆け出しの享受者だ。
あるとき彼らは仕事で出向いた瓦礫の遺跡で瀕死の少女を預かる。
ジャハンナムでは見慣れない服を着た少女……一体彼女は何者？

●第二話　渦中の少女を三つ巴

ラシーダ達が助けたジェスと名乗る少女。
ほとんど会話もできず、その正体はいまだに不明……。
手がかりとなるのは「セーフォン」という言葉と、遺跡から発掘されたペンダントだけ。
そんな中もたらされた「＜凌渦＞が＜鐘杏＞の集落を襲ったと疑われている」という情報。
ジェスの素性、セーフォンの行方、そして冤罪の回避。
＜凌渦＞の疑いを晴らし、少女の謎の手がかりを掴め！！

●第三話　玉座を目指すものたち

＜凌渦＞と＜鐘杏＞の抗争を目論んでいたのは＜袈唇＞。しかも、アルの兄にしてメリナールの両親の敵である長刀を持つ天使ソル・グレン。
複雑な思いを胸に、セーフォンを救うため＜鐘杏＞の作戦に参加するラシーダ達。
ようやく助けたセーフォンから聞いたジェス秘密。
もしそれが事実であれば、多くの者が彼女を狙うことになる。
＜袈唇＞の魔の手が静かにジェスに忍び寄る……。

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