黒鴉亭|TRPG,アナログゲームを愛するサイト

●あらすじ

それぞれの欲望のため『マテリアル』を集める『ケルベロス』の面々。
その中の一人朱香が雨のなか拾った一匹の子犬。それは一人の少年との出会いでもあった。
時を同じく発生するオーヴァードの無差別殺人。事件を追ううちに明らかになっていく衝撃の事実。
それは朱香を……そしてミユキの心を大きく揺さぶるものだった。

●感想

ファルツハーツリプレイの第二巻。
今回は朱香がメインのストーリー展開でした。ずっとお母さん一筋で迷うことなかった朱香が迷いを見せる姿が、人としての成長が感じられて良かった。
さらに晃士朗とプルガトーリオとの過去のやり取りもあり、どんどんキャラクターが浮き彫りにされている。
それにしても、九鬼さんカッコイイ！！あの「おじさんとしては……」みたいなキャラクターは超ツボです。
シナリオも予想外のどんでん返しのクライマックスで、次巻への期待も大です。

●第３話　子犬のワルツ〜Minute Waltz〜

雨の五条橋で朱香が出会った子犬と少年。
それは新たな事件の始まりだった。
牙持つ獣により引き起こされる無差別オーヴァード殺傷事件。
事件を調査する一行は衝撃の事実へとたどり着く。
そして朱香は自分の心の変化に大きな戸惑いを覚えた……。
それでも彼らは突き進む。己の野望を叶えるために。

●第４話　別離の歌〜Das Lied der Trennung〜

順調に集まる『マテリアル』。もうじき『至高天』は起動する。
そんな中下されるUGN京都支部の殲滅命令。
しかし『至高天』に取り込まれたタクミに異変が起きる。
魂がどこかに行ってしまったかのような状況に不安を覚えるミユキ。
心を引き締める朱香。己が野望を打ち明ける晃士朗。そして彼らを見守る九鬼。
UGNとの全面戦闘の幕が切って落とされた。

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