TRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)のレビューやリプレイ
アナログゲームレビューや、シナリオ素材・オリジナルなどを地道に公開
ホラーアクションRPG ハンターズ・ムーン2 スローター・サイクル |
満月の夜ごとに繰り返される獣と狩人の戦いはいまだ続く。
アルドルとの戦いから3年後、熟練ハンターとなった頼子の新たな戦いが始まる。
誰でもお手軽に物語が作れちゃう「サイコロ・フィクション」シリーズ『ハンターズ・ムーン』の第2巻!
リプレイ1本の他、追加武器や追加アビリティー、新たなる敵ハンターキラーなどの追加データ満載の一冊。
ホラーアクションRPG ハンターズ・ムーンの第二弾!
「鎖」「格闘」「幸運」といった追加武器や追加アビリティーなどよりキャラクター作成が楽しめる追加データ。
強力な「異形化」、死亡を意味あるものできる「死亡シーン」、嫌な効果の「逃走の代償」、ユニークな「激情昇華」などの新ルールを掲載。
しかし、今回の目玉はハンターキラーの存在!ハンターの邪魔をしてモノビーストの味方をする人間の存在は、セッションにさらなる幅を持たせること間違いなし!
もちろんモノビースト強化用の追加ルールも掲載されており、より喰うか喰われるかのサバイバルホラーが楽しめる。
遊び安さ評価(5段階)
ルール | ★★★★☆ | ハンターキラーと遭遇フェイズの拡張は熱い。 |
---|---|---|
世界観 | ★★★☆☆ | 世界観的な追加は大きくない。 |
育成 | ★★★☆☆ | 新たなカテゴリーの追加でより楽しい! |
派手さ | ★★★☆☆ | 異形の存在・力などで色々好き勝手演出できる。 |
価格 | ★★★☆☆ | 気持ち割高か? |
総合評価 | ★★★☆☆ | 様々な新要素で遊びの幅が広がる |
アルドルとの戦いから3年後、熟練ハンターとなった頼子のもとにやってきた依頼。
それは数多のハンターを飲み込んだ『奈落』と呼ばれる地帯の謎を解明して欲しいとのものであった。
頼子は、一度は引退したハンター・譲司に協力を仰ぎ現場に向かう。
そこには、共にアルドルと戦った仲間・黒丸と、無理やり彼の弟子とさせられた高校生ハンター・眠兎の姿があった。
霧に覆われた謎の街で彼らを待ち受けていたモノとは……。
斎藤さんの飄々としたマスタリングが光るリプレイでした。
冒頭で「殺しに行かない」と言っておきながらの恐ろしい敵のデータバランスと戦闘戦略……素敵です。
シナリオは新ルールのハンターキラーを上手く活かし、ちょっとミステリアスな舞台設定が面白い。
各ロケーションに仕掛けられた効果を調査することで解除していくギミックも好きです。
戦闘はやっぱりギリギリも良いところ。マンチさんの素晴らしい機転が無ければ今回も全滅だったのではないかと疑ってしまう。
今回の新キャラクター眠兎のロールプレイ好きです。ちょっと頭が軽そうなところと口調とかとてもキャラが立ってて良かったです。
3種類の武器の追加、既存武器へのアビリティー追加。
異形に近づくことで、モノビーストに近い力を得る【異形化】
死亡時にシーンを演出することで、味方にとってとても有利な効果を与えられる【最終判定】
モノビーストを倒せずセッションが終了した際にペナルティーが生じる【逃走の代償】
キャラクターの「履歴」に応じた様々な効果や、感情を減らすなど激情のさらなる使い道【激情昇華】
モノビーストがさらに強くなる異形アビリティー・基本アビリティーの追加。
など様々なルールやデータが追加!
様々な理由によりハンターの邪魔をしてくる存在。
それはモノビーストの信奉者やモノビーストとの共存をたくらむ者。
ハンターの存在を快く思わないものなど様々です。
彼らは様々な凶気アビリティーを使いハンターの妨害を行う。
遭遇フェイズにさらに物語性を持たせられる拡張ルールを追加!
モノビーストを追いかける「トラッキング型」
モノビーストから満月まで逃げる「エスケープ型」
大切な人を守る「エスコート型」
拠点を守る「ディフェンス型」
の4種類!!
これを使えばより物語性が増すこと間違いなし!