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ソードワールド2.0 サプリメント フェアリーガーデン─妖精達の空中庭園─

フェアリーガーデン  ソードワールド2.0サプリメント  ―妖精たちの空中庭園―

サプリメント フェアリーガーデン─妖精達の空中庭園─
富士見書房
監修:北沢 慶
著:川人 忠明
著:田中 公侍
著:グループSNE
発売日:2010年3月20日
価格:2,940円(税込み)

個人的オススメ度(5段階評価)
★★★★☆
評価:幻想的な世界が楽しい

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●サプリメント フェアリーガーデン─妖精達の空中庭園─

ソードワールド2.0のサプリメント。
蛮族が支配する街“霧の街”を舞台にした脱出劇!次々と襲い掛かる危険を回避し無事に街から脱出せよ!GMなしでも遊べる。ソロプレイも可能!
妖精たちが住む不思議な世界“妖精郷”を舞台に冒険する、ストーリー型サプリメント。
妖精郷を管理する7匹のケットシー(猫妖精)の力を借りて妖精郷の秘密を探れ!
GMなしのソロプレイも可能!

●感想

ミストキャッスルをよりメルフェンで優しくしたような感じのサプリメントでした。
ランダムマップの要素やゲームの進め方などはミストキャッスルとそこまで変わりませんが、移動の楽さが非常にありがたい。
ミストキャッスルで遊びにくく感じた部分が解消されており、より遊びやすくなっていました。
また、たとえキャラクターが死んでも穢れが溜まったりしないのも、大きなポイントかと思います。
ストーリーも相当の濃密で、完全攻略しようと思うと相当な回数のセッションを楽しめます。
固定ミッションの多さや難易度などが、多少低めに設定されているような印象を受けたので、GMがいるならある程度調整したほうが、緊張感のあるセッションになると思います。

●“妖精郷”とは?

妖精郷はデュランディル時代にアラマユ・ハメスガダラスという魔法使いによって造られた、妖精たちが暮らす楽園だ。
妖精郷には多くの妖精が暮らし、まさにこの世の楽園と呼べるほどに美しい場所だった。
しかしあるとき、妖精郷は突如消滅してしまう。魔法の暴走や、他の魔術師の呪いなど様々な説があるが、真相は定かではない。
だた言えることは、妖精郷には高度なマジックアイテムが多数眠り、ラクシアでは殆ど目撃されぬ古代種の妖精なども多数住んでいることであろう。

●どう遊ぶの?

“妖精郷”は大きく9つのエリアに分かれており、各エリアにはそれぞれ6つの土地があります。
それぞれの土地がどんな場所かはサイコロにより決まり、その土地ごとに決められたイベントが発生します。
妖精郷は常に姿を変えるため、土地を「道」で繋ぎ、次々と地図を作ることでスムーズに妖精郷を探索できるようになります。
これら、「道」と土地を駆使して妖精郷からの脱出や、秘密を解き明かしていくのがゲームの目的です。
土地で起こるイベントや出現する敵の多くは、PCのレベルを基準にサイコロで決まるため、土地にたどり着くたびにドキドキ感が味わえます。
キャンペーンとして遊ぶ場合、サクサクとレベルは上がりますが、ボスクラスの敵は恐ろしいまでの強さを持っているので、完全攻略には結構時間がかかりそうです。

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